合同海浜清掃
今年で5回目となった兵庫県香美竹野海岸でのアングラーとダイバーのコラボイベント。
僕も昨年よりこの活動に参加させていただいている。
この活動が始まったきっかけは台風の影響による水害から出たごみを回収しようということからだそうだが、毎年着実に参加者が増え、今年はダイバーが60名を超え、総勢200名の参加者となった。
ダイバーとアングラーは日頃の交流がないはず。
日頃釣りをされる方々からすれば、泡をぼこぼこ出しているところが目立ち、キャスティングする先の魚たちを逃がしてしまうという想像があるように思える。
ところが、ダイバーたちが魚を散らしてしまうかというとそうでもない。
確かに始めてすぐのダイバーは呼吸も落ち着かず、バタバタ暴れるように姿勢制御したり、立ち泳ぎ状態で砂地を巻き上げ、決して見ていて普通の状態で水中に滞在できているとはいい難い。
でもまあ、ある程度潜れるようになると自分の状況把握ができるようになり、環境にローインパクトであろうとするのが最近のダイバーの傾向だと思う。
サンゴや水中生物を触ったりしないし、上がってから食べ残しを海に捨てたりはしなくなってきたし、プラゴミやペットボトル、缶のゴミなどはもちろん、たばこの吸い殻、紙なども自然に帰りそうだと捨てていたのが捨てなくなったのは、そうではないと気付いてきたし、潜ってみればやたらと目につくからだろう。
僕は撮影の仕事上両方の立場の観点から見えちゃうのでなんとかうまくコミュニケーションがとれる機会がないものかと思ってきたのです。
今回、直前に台風18号が太平洋側を縦断したことで左のような状態に竹野海岸はなってしまっていたのだが、打ち上げられているこのようなゴミが水中に普段は滞留しているわけです。
多くの人にこういった光景の原因が何かということがおぼろげにでも見えること、またそうならないために、このゴミの出どころを考えることが重要だと思うと、主催者のダイバー代表今井さん、釣り人「海族」代表の大伴さんは言う。
つまり、単にゴミを集めるレジャーダイバーやアングラーを集めて「たくさん集まってよかったね」というのが目的ではなく、参加者の方々にその先を考えてもらおうというのがこの活動の目的なのだ。
集められたゴミをどこで処理するのかといえば、これは自治体がすべて無料で引き上げてくれるわけでもない。ぶっちゃけ昨年の収集ゴミの処理費用が14万円かかっており、これを竹野観光協会が出してくれているから成り立っているイベントなのだ。
どうしても、参加者は引き揚げられたゴミを見ることで達成感を得てしまって、左の写真のようにエギ(ルアーの一種)やサビキかごをみて、すごいなあ、こんなに引っ掛かってるんだ、参加してよかったね。というところでエンディングが、多くの各地で行われている清掃イベントだと思う。
でも水中からは、あるいは海岸線からは想像以上に多岐にわたった種類のゴミが現れる。
このゴミをきっちり集計し、その出どころとその防止を行なうためにはどうしたらいいかと考えることが、こういった活動に求められる次のステップだと思うのです。
某プロバイダー主導でサンゴを植えようイベントで多くのダイバーたちの注目を集めたら、次は植えてもだめだ、じゃあどうするべきだと進む次のステップが必要なように思います。
その主旨や目的をみんなで考えようということで今年は映像を見ていただきながらのトークセッションも開催しまして、僕も参加させていただきました。
また、多くの人にその現状を伝える。次世代の子供たちに知ってもらうという目的で「なぜ水中にタイヤが落ちているのか?」「アルミ缶とスチール缶が水中でどんなふうに経年変化を起こすのか?」などを学校教材として使えるようにパネルとして制作。
各種教育機関に貸し出せる体制をつくってきています。
この活動を行なっているのがNPO法人たじま海の学校です。
僕も写真や映像を作っていこうと協力するつもりでここの海に通っています。
より解りやすく多くの方に見ていただき、知っていただくためにきちんと水中映像でわかりやすい教材映像を作ろうと代表の方々と相談しています。
今回の清掃活動に参加していただいていたダイバーの方々にこういった説明を充分に行なわずにハイビジョンカメラを回していました。
「あのおっさん掃除もせんと、カメラで撮っとるだけやんけ」と思われた方々もおられるとおもいますが、そういった目的で皆さんに出演ご協力をお願いしていた次第です。
うまくご説明できていなかったので、この場を借りて肖像権上のご協力をお願いするとともに、笑顔でカメラを覗きこんでくれた方々にお礼を申し上げます。
NPOたじま海の学校はこちらから・・・
多くの情報がここから得られます。
海族のBOSS大伴さんのブログも見てみてくださいね!
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