« アランヤ写真展3 | トップページ | 新しいアトリエ »

たまにはお酒の話でも

1h3x9417 海辺の食とお酒をご紹介していく連載を「月刊つり人」で続けているわけですが、この連載のきっかけを作っていただいた元編集長と昨夜久しぶりに会った。

まあ、元は月刊Diverで1年やってた連載だったのをこちらに移したわけで、ここで今月号で85回目。両方合わせたら100回近い連載になっている。当然御紹介のお酒の酒蔵もそれを越えており、原則同じ酒蔵のお酒は出していないので、複数銘柄も飲んでいることから、結構なラベルを眺めて飲んできたことになる。写真は隠岐酒蔵を訪れたときのものだが、この中から連載では一つだけ特徴のあるものを選んだ。もちろん大吟醸や本醸造も試させて頂いた。

いろんなお酒があっていろんな飲み方があるわけだけど、日本酒の昨今のお店での出し方にちょっと疑問符がいっぱいついてしまうのだ。昨夜は日本酒をメインに据えたお店だったのだが、メニューの豊富さと肴の良さにほほが緩んだが、日本酒のお店ってどうしてみんなすりきりいっぱいに注ぐんだろう?

サービス?でもね、総量で料金を決めているわけだし、決して溢れんばかりに注ぐのはおまけしてもらってるわけではないのだ。

実は逆に損をしている部分もある。ぐい呑みの材質、形状によって味が変わったり、楽しみ方にふくらみがでるのが日本酒の特徴でもあるのだ。まっすぐ立ち上がったもの、開いたもの、逆に上部を閉じたかたちのもの(写真のはガラス製でそうですね)、それがなぜなのか?

大吟醸などはその吟醸香を楽しむ部分もあるはず、注いだ直後の最初の芳香を嗅ぐためには、背筋を伸ばし、ぐい呑みを持ち上げ、口元に持ってこなければ本来のその酒の風味がわからないのです。つまり、なみなみと注がれてテーブルにお辞儀をするように口を持っていって「おっとっと」ってのは香りを楽しむ余裕がまったくないし、そばに置かれている肴や料理の影響も受ける。さらにお隣さんがやってるところとか見てればわかるけど、かがむと言う動作で匂いをかぐというのは不審物などを調べる行動に繋がって見えるはずです。

このサービス、戦後の三倍醸造時代に立ち飲み屋ではじめたことだと思います。確かに一級酒コップ酒で皿の上で溢れさせるというのは嬉しいサービスに違いなかったはず。分量が増えるはずですから・・・

でも大吟醸でやられたらちょっと悲しい。

ちょっと高い目の設定のお店で溢れんばかりに注がれるとちょっと幻滅します。

フランス料理のお店でワインすりきりいっぱいはないでしょ

昨日のお店では60ml、90mlと選べたわけですが、60mlはガラス製、90mlはおしゃれな錫製。で、すりきりいっぱいにテーブル上で注いでくれる。

どんなお酒も同じスタイル。違う銘柄でなくとも、実は錫製とガラス製の容器だと味が変わる。自分で実験してみたらわかるんですが・・・だから途中からは60mlぐい呑みを手元に置いたまま、90mlを頼んで自分で注ぎ変えて楽しんでました。

なんだか厳しい御意見っぽいんですが、おいしい肴を揃えていた店だっただけに昨今の流行っぽい、すりきりいっぱい注ぎに苦言を呈してみたわけです。帰りに店長らしき人に説明までしちゃった・・・

ここ数日四谷界隈を飲み歩いたのですが、みんなそうなんだよなあ。

次からはお気に入りのぐい呑みを持ち歩こう。

単なる酒飲みの愚痴っぽいお話ですが(笑

|

« アランヤ写真展3 | トップページ | 新しいアトリエ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/437000/40151323

この記事へのトラックバック一覧です: たまにはお酒の話でも:

« アランヤ写真展3 | トップページ | 新しいアトリエ »