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2011年5月

たまにはお酒の話でも

1h3x9417 海辺の食とお酒をご紹介していく連載を「月刊つり人」で続けているわけですが、この連載のきっかけを作っていただいた元編集長と昨夜久しぶりに会った。

まあ、元は月刊Diverで1年やってた連載だったのをこちらに移したわけで、ここで今月号で85回目。両方合わせたら100回近い連載になっている。当然御紹介のお酒の酒蔵もそれを越えており、原則同じ酒蔵のお酒は出していないので、複数銘柄も飲んでいることから、結構なラベルを眺めて飲んできたことになる。写真は隠岐酒蔵を訪れたときのものだが、この中から連載では一つだけ特徴のあるものを選んだ。もちろん大吟醸や本醸造も試させて頂いた。

いろんなお酒があっていろんな飲み方があるわけだけど、日本酒の昨今のお店での出し方にちょっと疑問符がいっぱいついてしまうのだ。昨夜は日本酒をメインに据えたお店だったのだが、メニューの豊富さと肴の良さにほほが緩んだが、日本酒のお店ってどうしてみんなすりきりいっぱいに注ぐんだろう?

サービス?でもね、総量で料金を決めているわけだし、決して溢れんばかりに注ぐのはおまけしてもらってるわけではないのだ。

実は逆に損をしている部分もある。ぐい呑みの材質、形状によって味が変わったり、楽しみ方にふくらみがでるのが日本酒の特徴でもあるのだ。まっすぐ立ち上がったもの、開いたもの、逆に上部を閉じたかたちのもの(写真のはガラス製でそうですね)、それがなぜなのか?

大吟醸などはその吟醸香を楽しむ部分もあるはず、注いだ直後の最初の芳香を嗅ぐためには、背筋を伸ばし、ぐい呑みを持ち上げ、口元に持ってこなければ本来のその酒の風味がわからないのです。つまり、なみなみと注がれてテーブルにお辞儀をするように口を持っていって「おっとっと」ってのは香りを楽しむ余裕がまったくないし、そばに置かれている肴や料理の影響も受ける。さらにお隣さんがやってるところとか見てればわかるけど、かがむと言う動作で匂いをかぐというのは不審物などを調べる行動に繋がって見えるはずです。

このサービス、戦後の三倍醸造時代に立ち飲み屋ではじめたことだと思います。確かに一級酒コップ酒で皿の上で溢れさせるというのは嬉しいサービスに違いなかったはず。分量が増えるはずですから・・・

でも大吟醸でやられたらちょっと悲しい。

ちょっと高い目の設定のお店で溢れんばかりに注がれるとちょっと幻滅します。

フランス料理のお店でワインすりきりいっぱいはないでしょ

昨日のお店では60ml、90mlと選べたわけですが、60mlはガラス製、90mlはおしゃれな錫製。で、すりきりいっぱいにテーブル上で注いでくれる。

どんなお酒も同じスタイル。違う銘柄でなくとも、実は錫製とガラス製の容器だと味が変わる。自分で実験してみたらわかるんですが・・・だから途中からは60mlぐい呑みを手元に置いたまま、90mlを頼んで自分で注ぎ変えて楽しんでました。

なんだか厳しい御意見っぽいんですが、おいしい肴を揃えていた店だっただけに昨今の流行っぽい、すりきりいっぱい注ぎに苦言を呈してみたわけです。帰りに店長らしき人に説明までしちゃった・・・

ここ数日四谷界隈を飲み歩いたのですが、みんなそうなんだよなあ。

次からはお気に入りのぐい呑みを持ち歩こう。

単なる酒飲みの愚痴っぽいお話ですが(笑

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アランヤ写真展3

Pr16 アランヤで行なわれている写真展

トルコの方々やヨーロッパの方々が多く訪れてくれている状況だが、日本で報道されることもないのでちょっとこちらでどんな展示かご紹介。一枚目の写真は串本のサンゴ群落。

6カットの1Dsmk3で撮影した縦位置写真をパノラマ合成。高精細のパノラマ写真。画素数は1億画素くらいか(笑

基本的に串本がどういうところかをご紹介、さらに紀伊大島での伝統的な行事である「水門祭り(みなとまつり)」を合わせて約20点で構成。

更新最近怠っていたHPでトップページからリンクを張りました。

写真展会場で、トルコ人たちに受けていた理由は見ていただけるとお解りいただけるはず。HPはこちらから。http://akagi.image.coocan.jp/

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海洋考古学の最先端

Ert00030喪報・・・                                                海洋考古学の父と言われるジョージ・バス(向かって左)は2008年に月刊ダイバーの今月の人というページでインタビューしてご紹介した。

ジョージ・バスは陸上の考古学の方法論を水中に持ち込み、1960年にトルコ近海を中心に水中で発掘、これを体系化し、その保存処理秘術を確立した人だ。世界中の海洋考古学者はこの人の弟子ともいえる。

トルコ海洋考古学研究所で昨年もお会いした。

その人と一緒に写っているのが右側のクロード・デュティ。

初めてお会いしたときにはまったくノーマーク。

串本で共に一ヶ月間滞在していたとき、何だこの爺さんはって感じで誰も注目してませんでした。僕もこの方と串本町内を一緒にうろうろしたとき

コロッケを買われて「これ旨いぞ、食え」っておごってもらっただけだったのですが、実はこの人こそエルトゥールルプロジェクトのキーマンだったのです。

プロジェクトスタートには資金がいります。

その資金を出した人なのです。帰国直前串本ロイヤルホテルでのパーティーに招かれたのですが、そこではじめて解りました。ジャックイブ・クストーの片腕だった人で、カリプソ号を始めとして、さまざまなプロジェクトのスポンサーだったのです。

なんと画家のマチスの孫で、ヨーロッパのマチス財団の管財人だったのだ。

彼ら調査団が帰国直後、トルコの新聞で知ったのですが、なんとトルコ海洋考古学研究所に1ミリオンユーロの寄付をしたと・・・日本円で当時1億3000万!

もちろん、串本のプロジェクトだけではなく地中海エーゲ海のほかの二つのプロジェクトも合わせての予算だったようですが。

こんなすごい人が串本に来ていたのです。

僕はコロッケ二個をおごってもらっただけ・・・・

悔やまれる・・・こんな人が亡くなってしまったそうです・・・

ダイビング業界の損失だわ。

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写真展 in ALANYA2

1h3x7448_3 今回のクズレクレの写真展

その2のアップロードです。

会場は多くの人が初日OPENに駆けつけてくれ、僕の写真展会場も黒山の人だかり。まだなじみが少ないと思われる串本の伝統的な祭りの風景をダイナミックに、かつナショナルジオグラフィック向けにどっしりとライティングにした写真群にあわせて、3Dの映像が特に印象に残ったようだ。

今回トルコに来てプレスリリースでこれは失敗だったなと思ったのは、これまで英語でプレゼンテーションを行ってきたのがこのときは日本語にしちまったこと・・・・英語は新聞やテレビの報道に取り上げられる際の大きな武器だったんだなと・・・

なぜかといえば今回このオープニング時、トルコ人の通訳がいたおかげで日本語で行なったわけだが、直後にいままでプレス連中に取り囲まれていたのが、明らかにちょっとみんな引いていたのだ。

誰も日本語など話せるプレスはおらず、英語もたどたどしいという報道陣は、ぼくのそばにギブリンさんという通訳がいないとコミュニケーションがとれないと思ったようなのだ。普通に声をかけてくれる人も少ない気がしたのはそのせいだと、後で理解した。

次回からはやっぱり海外でのプレゼンテーションは英語なのだと確信。

たどたどしくってもいいのだ、情熱を持ってアピールすれば!!

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写真展 in ALANYA

1h3x7469_panorama2_4 通信速度が遅く画像のアップロードがやりにくいトルコですが、たまたまホテルのNETセキュリティーが高く、ココログはいっさい見られず、ようやく繋がった感じ。

アランヤという街での写真展準備が、直前で完成した。できたーと思ったら、インタビューではなく、OPEN時のご挨拶一番手に抜擢された。うーん来たなまた・・・って感じ。

今回の展示はエルトゥールル号が沈んだ場所、串本のご紹介。

「水門祭り」や古座の朝霧、サンゴ群落、水中世界などなど。。。

特に力を入れたのが地元でずっと行われてる「水門祭り」の様子。

いきなり振られたスピーチ。

メルシンの時は朝突然TUFANのスピーチの日本語訳を衆目のまっただ中、あたかも僕が翻訳しているかの展開で、訪れていただいていた日本人の方々向けに日本語でメッセージを読み上げていた。に坂知事(和歌山県知事には「赤木君トルコ語ペラペラに見えたぞ」と声をかけられ、困惑した。

トルコ語は全くダメなので・・・

内情は英文を事前に朝から僕が日本語訳。

Tufanがトルコ語でしゃべるセンテンスごとに日本語台本を読むというものでした。

今回は全くまたもや突然に何か話せとのこと。幸い今回は政府からギブリンさんという通訳が来ていたので日本語からトルコ語に通訳していただいた。

なんとかこのスピーチを終えたら、会場に当日訪れていた人たちが一気に乱入する感じ。あわてて自分のブースに向かう。

当然現場の状況は3Dムービーで記録。

なんとかなるもんだなというのが率直な意見。

実は午前中にモニターも僕の写真もとどいていなかったのだ。

そこから奇跡の巻き返しで写真展会場を埋めたわけだ。

3D映像は多くの来場者がグラスアイを手放さず、ずいぶん多くの方々に見ていただいたようだ。

出来上がった会場はこんな感じ。

かっちょいいでしょ!

ご協力いただいた皆さんありがとうございました。

政府観光局のガイド、運転手の方々に手伝っていただいてなんとか間に合いました。

そして「飛んでイスタンブール」今夜はイスタンブールの宿です。

ココログがセキュリティーにかかり書き込めないし読めないホテルだったので

移動後なんとか.>>>今書いてます。

写真は1DsMkⅢ TS-E45mmで6カット撮影、パノラマソフトで繋いでいます。

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トルコ料理

6maystill 水中に沈む古代の壺。

こんなのがいっぱい発見できます。それもいたるところで・・・

これはアンフォラといって、オリーブオイルやワインなどの液体のほか、ナッツや食材も運搬していたといわれています。実際文献では、そういったことが記述されていたりするのですが、水中は空気中に引き上げない限り木材などの材質は細胞膜が破壊されず、そのままの形状を保持するケースもあるのです。

3500年前のウルブルンシップレックのアンフォラ周辺ではオリーブの種が発見されているそうです。こういったところから当時の食文化が実際に推測だけでなく、実証されることになるから水中考古学は面白いと思うのです。

6may01 次の写真はOLD Wallと呼ばれる遺跡ポイントの近くで食べた昼食。

うまいんだよなこれが。どこで食ってそこそこいけてしまうのがトルコ料理。

味付けが素材を生かす形だからきっと日本人の味覚に合うのです!

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海洋考古学会

_mg_6997 トルコにて行なわれた海洋考古学会に招かれて、ちょっとしたプレゼンテーションをやるつもりが、ふたを開けてみれば、今日はなんときちんとした学会ではないか。

Tufanが何も打ち合わせもなくこいつなら何とかするだろうと15分ほど仕事を振られた感じ。水中考古学のお歴々が並ぶ中、午後一番で自分のプレゼンテーションタイムが・・・

おまけがあって、3Dモニターを見ていただきながらしゃべるつもりだったのが、夜のカクテルパーティーでこの映像は見せようと急にいいだした。まあこの人数だと3Dメガネが全く足りませんからね。そこで急遽水中ブリンプとカメラを持ってきて、今までの技術と一体型になったことでどのような変化があったのか、そういったことを中心にお話しさせていただいた。

_mg_7001 聞いていただいていた方々は興味津津だったようなんだが、肝心の3D映像は見ていないわけで、どんなものかなと思っていたのだが、学会終了後のパーティー会場で3Dを見せたとたん、そこにいた来場者(数社のプレスを含む)がいきなり態度が変わった。

いろんなところから集まっていたホテルオーナーや、学者、ダイビングセンターの人たちがいきなり「うちに来い」「うちに来てくれないか」「今回の日程は変更できないのか」などと矢継ぎ早に来ては話しかけてくる。ちょっとした時の人になってしまったようだ。これもPanasonicをはじめとする多くのご協力があったからだが、結果は大成功といえるだろう。一番鼻高々になっていたのはTufanだったけどね。

パーティー後ディナータイムになったのだが、ここでは数社のテレビ局が明日出演してくれということに。潜りに行ってボドゥルム城の取材をやらなきゃならないんだよと言ったら、その後で是非!と・・・おかげで7時以降も忙しくなりそうだ。

昨日の模様は現地国営放送ニュース枠でも流れたらしい。僕はまだ今回水中でムービーを回していないので、昨年撮ったスチルで構成したらしいが・・・

あと、トルコで一番だという水中カメラマンもプレゼンテーションをたっぷりやっていたけれど、彼の態度が一番おもしろかった。自慢の作品群をプロジェクターで見せていて、終了時紹介されたので「どうだ?!」と言わんばかりだったのが、3D映像を見せた後は、是非お友達に・・・みたいな感じで近づいてきたのだ。今回一緒に仕事で来てもらってるあやの嬢もすごい注目を集めている。ご存じな方はご存じでしょうが、イルカと泳ぐInterBee映像はだれが見てもやっぱり驚くのだ!

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トルコにて

P1030038_2 紹介された今回の第一弾。昨日は多くの新聞記者が来たプレスカンファレンス。

たぶん15~16社の新聞やテレビ局が取材に来ていたはず。さっそく昨日今日の新聞やテレビニュースで流れていたようで、街を歩いていたら、「僕もダイバーなんだよ、日本から来たフォトグラファーなんだろ?」って声を掛けられてびっくり!全く知らないおやじだったので、一瞬誰だこいつと思ったんだけど、すぐに話の内容がわかったので意気投合。

写真はプレスカンファレンス後、3Dで今年撮った串本の映像を見せているところ。

やっぱり万国共通で非常に興味を持っていただけたようだ。今日はプレスだけではなく海洋考古学の研究者たちのシンポジュームに引っ張り出されている。この世界の研究者たちとコネクションがいっぱいできそうだ。

こりゃあ、トルコ近海の発掘現場、どこでも潜り込めそうだぞ!

http://www.sabah.com.tr/Turizm/2011/05/04/japonlar-turk-baliklarina-bakacak

新聞の第一弾はこんな感じ。

で追加はこんなのが・・・いっぱいまだまだ出そうだ。

http://www.radikal.com.tr/Radikal.aspx?aType=RadikalHaberDetayV3&ArticleID=1048292&Date=05.05.2011&CategoryID=82

http://www.haber3.com/turkiyenin-sualti-guzelliklerini-japonyada-tanitacaklar-unlu-sualti-fotografcisi-812094h.htm

http://www.bloomberght.com/sanat/haber/875220-turkiyenin-sualti-zenginlikleri-japonyada-gosterilecek?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed

http://sondakika.com/haber-sualti-guzelliklerini-dunya-taniyacak-2700890/

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トルコみたび

Img_0003_2 GWに出てくるのはすごく躊躇したんだけれど、トルコからのラブコールにこたえて、三度目のトルコに足を踏み入れた。

今回の目的はアランヤという街でエルトゥールル展を行うのと、3Dでトルコの海を撮影すること。

Panasonicの全面協力で現地にプラズマディスプレイを運びこみ、PALに変換した御蔵島の3D映像や、エルトゥールル号発掘場所の水中映像を3Dで見ていただくことになる。

今回は二台の3Dカメラ(一台はエボリューションモデル)を持ち込み、水中や様々な映像記録を行う予定でもあるのだが、なんといってもアクアサンダーワンを持ち込むとなるとかなりの重量になる。トータル130kgに抑えたが、一人20kgまでのj本来の制限からすれば、110kgオーバー。計算すると130,000円ぐらいのオーバーチャージとなる。(でもね、170kgまでOKをもらったのだ)

これはトルコ航空が持ってくれることに・・・エルトゥールルプロジェクトは結構トルコでは重要視されているのだ。

GWにでてくるとなるとパッケージツアーでもないし、OPENチケット手配だと、どうやらイスタンブールまでの往復で25万以上するようだ。無理無理と思ったが、これはトルコ政府観光局とトルコ大使館のお世話でなんと直前でどうにかしてもらった。

海外ムービー取材はカルネや取材許可が大変なのだが、今回は今のところ政府の協力もあって取材申請の英文が大変だったがなんとかこれもクリアできたようだ。撮影初日の今日は滞在先セダットさんのホテル内の撮影。

1h3x7193_2 勝手知ったるところだけど、やっぱり広い部屋だわ。狭いスペースで作業するのが落ち着く。この写真はごく一部なのです。この5倍のスペースが滞在先にはあり、目の前はエーゲ海。

頭の中でジュディ・オングがまた歌いだした(笑)

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