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朝日新聞朝刊

Photo 本日朝日新聞朝刊にて、みなべで撮影してきたサンゴイソギンチャクの白化現象を掲載しました。サンゴの白化現象はよく知られるところで、高水温と日照時間の問題で体内に住まわせている褐虫藻が活性化しすぎ、高酸素状態になり過ぎて苦しくなり、本来酸素と光合成による栄養分をいただくという大事な褐虫藻を排出してしまう現象です。

ミドリイシサンゴ類は呼吸のバランスが崩れて褐虫藻を排出してしまうと死滅に向かうのですが、写真のサンゴイソギンチャクなどは死なないで、水温が少し落ち着いて低水温になってくると再び褐虫藻を取り込み元の姿に戻ります。

褐虫藻が共生しているときには同じような色をしていても、個体別に本来の基準色が異なり、ピンクの個体や真っ白なものに別れて見えます。

今みなべの海を訪れると、こんな鮮やかな状態のサンゴイソギンチャクが見られるわけです。これはここ1週間ぐらいかな?僕のHPに出してるハナビラクマノミ君も西表で白化現象が起こったときに撮ったものです。

Photo_2 拡大するとこんな感じ。

比較的に健康なエンタクミドリイシとの対比がわかっていただけると思います。

また、それぞれが同じサンゴイソギンチャクで色彩の違いがあるということもわかっていただけるでしょう。

今は元気がない状態かもしれませんが、回復するということで「海底のイソギンチャクも夏バテ?」というタイトルにしましょうかと、担当の記者さんと相談してこういう掲載になったわけです。

Photo_3 さらに拡大するとクマノミ君がこっちを見てたりします。

ワイドワンカットでも高画質ならいろんなことが見て取れますね。

あと一緒に潜ったダイバーからよく聞く話で、こういったミドリイシサンゴの周辺が白っぽくなっている状態を見て「白化し出してますね」といわれるケースもありますが、これは成長線で、海中の炭酸カルシュームなどから新たな骨格を作り出しているわけで、健康な状態です。

先端は健全な状態で少し白くなるのが普通です。

海の中は不思議な世界ですね。

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