龍神の田んぼ
龍神に行ってきた。目的はみんなで手伝い手植えでやった田んぼがどうなっているのか、この目で見たかったのだ。
「これって早稲か?」って地元の行政の方々に聞かれるって城所さんが言ってたが、本当にすごい成長ぶりだ。
既に1mの高さまで育ち、稲穂も付き出している。
この稲の害虫としてゾウムシであるとか、クモヘリカメムシといった生き物が食害をするということでこれを駆除する目的で農薬が使われる。
稲に食害が及ぶと出来上がった米に黒点が発生。商品価値がなくなっちゃうわけでこれを防ぐ意味で農薬をかけるのです。
ところが自然界というものはよくできたもので、生態系はこういった害虫ばかりではなく、すべてがバランスがとられているというところが見えてきちゃうのです。。
本来このクモヘリカメムシは稲の穂を好むのではなく、アゼに生
えている猫じゃらしのような、アワやヒエの穂を好んで食べる習性があり、こういった雑草に見える草を全部刈っちゃうと稲に移るといいます。
事実この日に観察してみれば、写真のようにしっかりと彼らが好んで付くところには付いているのです。
こういったアゼの草を、目に付く雑草だからと刈り取ってしまうと、カメムシが食害を起こす訳ですが、田んぼには、これらを捕食する生き物がきちんと生息していて、弱い生き物っぽく感じるイトトンボも実は空中でのホバーリングの達
人で、葉っぱにとまってる小さめの昆虫の立場からすれば恐るべきハンターになるのです。こんなトンボ・・・シオカラトンボやアキアカネ、ショウジョウトンボなどもきちんとヤゴから生まれ、あたりを飛び回っています。
またアマガエルももちろんこういった害虫を食べてくれるし、これを捕食するヤマカガシやシマヘビなどの蛇も結構な数が確認できます。
底辺の昆虫の生息する量に合わせて、その上の捕食バランスがうまくいくようにちゃんとできていて、自然界って本当にすごいなと思う。
この中の害虫だけを駆除しようと農薬を撒くと益虫や、土壌の中に隠れている微生物、土壌を耕してくれるイトミミズをはじめ、すべてが死滅してしまうのです。
おまけに、一度農薬を撒いちゃうと、次に害虫が再繁殖した時にこれを食べてくれる生態系が破壊されているので、リバウンドが大きくなってしまいます。
するとまた農薬をかけるという悪循環が続くということ。
僕たちが食べる食材のこと、本当によく考えないといけないなあと、つくづくこの田んぼを見て、この田んぼの首謀者である城所さんから話を聞いて「ほーー、うんうん」と勉強させていただいてます。
「田んぼはえらい!」
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