海のお掃除2
このブログで以前お伝えした
NPO「たじま海の学校」主催の海のおそうじイベントが
去る10月19日
兵庫県北部竹野海水浴場で行われた。
今年は釣り人が120名強、ダイバーが40名強参加し、総勢160名を超える海にかかわる人たちが集まっての一大イベントとなった。
この模様や詳しい内容は月刊つり人&月刊ダイバーでご報告させていただくとして
ちょっと違った観点からこういったイベントに関して思い出し思いついたままに・・・。
ボランティアという意識が日本人に芽生えたのはロシアタンカーナホトカ号が隠岐諸島沖で船体が折れ多くの原油が流出、三国海岸沿岸に船体一部が漂着。
当時越前海岸をはじめとして日本海沿岸には重油が押し寄せこれを排除するために多くのボランティアスタッフが現地に滞在、活動を行なって、これが報道されることでボランティア意識が日本人の中で芽生えたと言われています。
僕もこのとき重油を雑巾でふき取る作業にはほんの少し参加、でも自分ができることは多くの人に伝えることだと、雑巾を水中カメラに置き換え、VTRとスチル写真で記録を撮ることにしました。
ちょうど三国の観光協会からボランティアスタッフが報道されるにつれ、冬のカニを食べに来てくれる観光客が激減していること、カニの出荷後の販売量が心配されていることから
三国の海が深場の海から汚染されているわけではないことを写真で見せてほしいと依頼され、旧知の九頭竜マリンの森安さんから電話で頼まれたので「よっしゃやりましょ」
と快諾。
深夜車を走らせ、三国の漁港に向かいました。
早朝船に乗せられ、たどり着いた先が東尋坊沿岸かと思いきや、なんと漂着したナホトカ号船首部分。
当時引き揚げ作業の妨げになるという理由で報道規制がかかっており、一切作業風景は公開されていませんでした。
陸上沿岸からの報道のみが連日流れていたのです。潜りだした時には
陸上の中継車から「誰か潜ろうとしてるぞ!」「カメラもっとるぞ!」という声が聞こえてもいました。
その水中をはじめて撮影したということで、翌日の朝日新聞一面TOPやFNN系ニュース番組で流されたのが各種報道機関と繋がるきっかけだったように思います。
それはさておき、その時に聞いた話で当時のボランティアはマスコミにのっかって
多く集まったものの、自分たちはボランティアだからと大手を振ってとんでもない行動を取る人たちもいたそうだ。
民宿はボランティアを格安の価格で受け入れていたが、重油まみれのカッパのまま
室内に入り、平気で壁や畳を汚していながら、自分たちはボランティアで来てやっているのだと悪びれることなく帰って行く人たちも多かったそうだ。
それに較べて、このイベントに参加していたつり人やダイバーたちのモラルの高さ、
主催者たちの安全管理意識や目的意識が大きく進歩しているなあと感心した。
しかしながら、前日に釣り人を取りまとめていた主催者のひとり、海族のBOSSが言ってたのですが、昨年コンビニでなにげに釣り雑誌を立ち読みしている釣り人らしき二人が「こいつら偽善者や!」と話していたのが聞こえたらしい。
すぐそばに主催者本人がいるとも知らないでね。
おそらく多少はやっかみ、うらやましさもあったはず。でもそこに参加していない自分たちの気まずさを紛らわす感情もあったはずじゃないかなとみんなで言ってました。
こういったイベントにはまず参加してみないとわからない部分がたくさんあるはず。
参加してみて初めて見えてくることもあるだろうし、改善部分が見えたらそこを次回正せばいいはず。
モラルの向上もきっと回数重ねれば自然とよくなってくるはずです。
今回のイベントも終了後主催者リーダーレベルの人たちが反省会と称して1時間45分に渡り、気になった点や改善点、次にどうするかと熱い討論が続いていました。
来年はこのイベントさらに進化するなあと感じた瞬間でした。
まずはあなたも来年参加してみませんか?
きっとできることから、できたことから何かが見えてくるはずです。
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