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2008年6月

朝日新聞

Img_11282昨日6月20日付けの朝日新聞夕刊で写真を掲載した。これで朝日新聞紙面上は何度目の登場だろうか?
順次思い出すままに・・・
一番前がロシアタンカーナホトカ号水中景観
これは一面を飾りました。
報道規制がかかる中、地元観光協会の依頼で潜ったのを思い出します。
順不同ですが、
「1cmゴジラ本州上陸」としてピグミーシーホースが田辺湾に現われた。これは科学欄ですがかなり大きく使われましたね。五段抜きぐらい。
串本サンゴの産卵はスギノキミドリイシの産卵初観察時と、一番多いクシハダミドリイシの産卵。
オオカワリギンチャクの群生・・・これは一面トップだったのでその翌週から約一ヵ月間、みなべのショウガセは多くのダイバーが全国から訪れ、ここのリクエストが集中したということで、新聞の影響力を垣間見たものです。
本州最南端潮岬に住み着いた二匹のミナミバンドウイルカ
これも一面トップ。普通のハンドウだと思っていたのですが、写真からの朝日新聞さんの調べで一匹がミナミバンドウだとわかったものです。

新種の大きなヒトデ(カンムリヒトデ属の1種)を隠岐で撮影した時も一面トップでしたね。これは契約提携の米紙ヘラルドトリビュートでも掲載。

一面Top は他に本州沿岸にヒレシャコガイ、などなど、さらに小さな囲みで出したものはまだまだありますね。没ネタもいっぱい。

今回のピグミーシードラゴンに話を進めると。
この魚は沖縄方面では見つかり出してから相当以前から生息していたのではと言われていますが、発見され出したのが昨年ぐらいから。
それまでそういった環境に目を向けなかったために見つけられていなかったというだけのようです。その環境に目をつけた串本のDIVEZESTの参木君(みつぎくん)。
インドネシアなどの生息例から、ヒゲガヤ(シロガヤという動物ならダイバーにおなじみですね)周辺にいないものかと昨年からヒゲガヤが群生しているところを念入りに、事あるごとに探し続けていたそうです。
まあヒゲガヤ自体、枯れた小さな海藻か、ゴミみたいに見えるんでこんなところに普通は目を向けないものです。
そしてようやく見つけた一個体。おそらく本州初記録です。

朝日掲載写真は、できるだけ生き物が一般読者でもわかりやすいようにバックに溶け込まないように苦労した写真が選ばれ、「うん、これだろうな」と思ってました。下の写真を見ていただくとその生息する環境というか、ヒゲガヤがどんなものかおぼろげながらわかっていただけるはずです。この糸くずみたいなタツノオトシゴかヨウジウオの仲間は(未分類)今発見されているこの子でわずか1cm。
よく発見できたもんだ。
ところで、最近の一般ダイバーのマクロ撮影ブームにちょっとだけ進言。これを見せようとする引率インストラクターやガイドさんが支持棒を横にして、こういった生き物を探す際に、壁面をなぞるように、まるで耕運機のように根こそぎダメージを与えるような探し方をするガイドさんをたまに見かけますが、あれをやっちゃうとその環境の小さいエリアながらも確実にダメージを生態系に与えてしまいます。
ベテランのダイバーなら、そこそこ潜ってる人なら
肝心の被写体を傷つけたり、殺しちゃうこともあることを知ってるはずです。
お客さんサイドから「ちょっとやめといたげてよ!」という勇気も持っていただきたいなと思っています。
案外、新米ガイドとかはできるだけ早くお客さんに見せなきゃと、焦ってやっちゃうことも多いはず。
僕たちダイバーは、こんな小さな生き物たちから見たらとんでもなく巨大な怪獣かエイリアンですからね。
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新刊本のお知らせとイベント

Hyoushianほぼ出版までひと月、切ってきたので告知を開始!

かねてから、昨今のレジャーダイビングが抱える問題点や危険性を、知り合いのインストラクター連中や減圧症にかかってしまったダイバーたちと飲んで話をしてたりする席で話題にのぼったり、ふと「あれ?こんなことに一般ダイバーは気付いていないんだ?」とか、事故の一歩手前にあってヒヤリハットが起こっているけれど、危機感を感じていないダイバーの姿を目にするたびに、これは誰かが伝えないとどんどんダイビング業界がすぼんで行っちゃうんじゃないかなという、違う意味での危機感を感じていました。
インストラクターやガイドが間違って理解していることや、知られていないことも多く、一般ダイバーが気付いていないことも多いなと・・・
 ふとしたことがきっかけで、イラストレーターの山本ミカコさんや、テクニカルダイバーのブルークエスト田中さんが協力してくれることとなり、
「だいこんダイバー」というタイトルで7月4日につり人社から出版する運びになりました。

10本以上そこそこ潜っている人が読めば、納得いただける「目から鱗本」になっています。
内容は、誰もがそういえばという近い経験をしているにもかかわらず、知らなかったから危ない目にあわずに済んでいるのだけれど、ギリギリの綱渡りに気が付いていないことや
減圧症にかかる可能性はすべてのダイバーにあること
いざかかってしまった時の再圧治療の実態・・・再圧プログラムによっては悪化しているケースがあったり、間違った知識からの治療の遅れ
アクティブダイバーの約2%が減圧症に罹患していること、その中の約20%が何らかの後遺症害を抱えていたり、再発と闘いながらのダイビングとなっている事実。
 ダイビングコンピューターを新旧22機種同時テストをしてみたら、驚くべき結果が出てきたという事実。
はじめて行くダイビングサービスのチェック項目。
 では、安全に潜るためには?っていう提言など。
 すべてを網羅というわけには一冊ではいかないけれど、そのヒントにしていただきたい一冊です。

出版を記念して東京と大阪で、広く一般の人を対象にした出版記念パーティーを開きます。
もちろんこの本に関することもお話しさせていただきますが、
それだけじゃつまんないので、ちょっとした興味深いスライド&トークショーも絡めちゃいます。Img_0606
このブログでたびたび紹介させていただいているトルコの沈没船エルトュールル号の引き揚げプロジェクトに、

公式記録員としてずっとトルコの研究所チームの一員として参加している僕ですが、2010年まで続くこの引き揚げプロジェクトの概要と裏話を

この出版記念パーティー限定で
未公開画像を見ていただきながら楽しんでいただこうと思っています。
誰も見ていない報道関係者も知らない話と画像が出ますよ!
エルトュールル号バックナンバー




会場は東京が
新橋駅前BOX・・・7月8日(火)夜7時半スタート

大阪が
京橋駅前ベロニカ・・・7月15日(火)夜8時スタート
会費はどちらも時間制限がありますが、お食事付いて飲み放題6000円・・・
お酒を一緒に飲んで、おいしい料理を楽しみましょう!

よくある出版記念パーティーで本のお土産付きではなく(無理やり買わせる)
純粋に楽しんでいただいて、見てみて、いいなこの本と思った方のみお買い上げスタイルです。もちろん当日はサイン入り本の販売も行います。
事前購入のものにもサイン入れます!!

イベントは会場定員の都合上予約制となります。
お問い合わせはこちらへ・・・
ダイビング関係の業者の方の来場も歓迎です!!

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6月7日午後

1h3x6720 アブッドーラ.ギュル大統領が本州最南端串本の地を訪れた。
この日の串本は梅雨時でありながら、天気が少し薄曇りになりながらもおおむね晴天。
朝9時に串本ロイヤルホテルにて受付・・・・
そう大統領歓迎式典と大統領が慰霊碑を訪れる式典にお誘いを受けていました。
これはすごいことだと思うのですが、国賓が県の中心地を飛び越え、本州最南端の串本町を訪れたいと要望を直接串本町役場にしてきたそうです。
外務省も全く知らない状況で串本町役場が訪問要望を聞いていたそうな・・・
これは、昨年から本格的に始動しているエルテュールル号引き揚げプロジェクトの様子が、今年は1月に連日トルコ国営放送でわずか5分ですが、中継っぽい感じで流れていたらしく、その映像や、トルコの新聞のTOPニュースで僕が撮影していたものも利用されていたのです。
それを見た大統領が、ここに行きたいとなったのが今回の突然の訪日の最大の理由らしい。
そのことは串本町役場もよくわかっていただいているようで、今回の式典で大手新聞社やTV局ジャーナリストが入れない式典参加者席の入口角の最も撮影に適した場所の席を提供いただいていた。
大統領が到着する前に今回の式典の主催者のおひとり仁坂知事が先に到着。
ご夫妻で通路上で談話されているところにちょっとだけお邪魔して
ご挨拶させていただいた。
奥さんが僕のことを覚えていただいていて、非常にうれしかったなあ。
写真展開催中の花火大会の晩さん会が昨日のように思い出されます。

ブルネイでの写真展が、こんな形でこんにち県のトップ夫妻の印象として残り、
お話をさせていただいているという、この関係がなぜなんだろうと思いながら、なんだかこういった繋がりになっていることが不思議であり、感慨深く感じられた。
僕が意図したものではなく、もっと地球規模で僕に何かしろとはるか上空から誰かの声で言っているような・・・
変な声が聞こえた気がするのは気のせいだろうか?

トルコは現在中東で唯一中立の立場に立つ国家で、中東のオイルマネー戦争を防ぐうえで重要なポジションにある国だ。
そんな国と友好関係にある状況は串本の紀伊大島の人たちの明治時代の献身的な救助活動が発端になっている。
なぜかその当時に沈んだエルテュールル号の引き揚げプロジェクトの公式記録員となり、串本の大使に任命されている事実。
自分ではよくわからないというか、なぜこうなってきたのか不思議なのだが、トルコ海洋考古学研究所所長夫妻とも別の人の関係から、一時期おかしな誤解が起こりかかったのが、無理をせず、自分にできることをやってみようという意識が通じたのか、すごく良好な関係に現在はなっている。
寒い1月の海に連日記録を続けている発掘引き揚げは2010年まで続く・・・
外務省が絡んできた国と国との友好関係!
とりあえず海洋考古学研究所所長は、公式ブックをトルコで作るという話で、これに協力を要請されていますが、国内版も出せたらいいな。
なんとなくブルネイに続いて、トルコで写真展をする方向に動いて行きそうに思っている今日この頃です。

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リサイクル

1h3x6457アルミ素材のリサイクル、ペットボトルのリサイクルが世間一般的に定着して、都市部をはじめ、いろんなところで分別ごみとして区分けられ、リサイクルという考え方が定着してきた感のある昨今、フリースなどの素材にリサイクルできるということでペットボトルが出現、私たちの生活にあっという間に広がってきました。確か僕が知ったのはパタゴニアだったかのカタログでフリース素材の紹介がされ、これの原料としてPET(Polyethylene Terephthalate)ボトルのリサイクルが有効だという記述があって、それがファーストコンタクトだった気がします。
確かにそのときはこれはいいなあ、実際着てみても着心地もいいしということで、好んでフリース素材をドライスーツのインナーなどに取り入れ、喜んで使っていました。

ペットボトルは再利用することがいいことだと、多くの方が進んで使い出したはずです。でも、実際フリースにリサイクルする量は少量で、はたしてこれが環境にどう貢献できるのだろうと疑問視していた部分もありましたが、今は各種成型品、ファイバーフィル、青いビニールシートに混ぜ込んだり、リサイクル効率は確実に上がっています。
 ところが今のPETボトルの生産量は年々上昇、2000年比50%増の54万4000トンにのぼっている反面、引き取られるPETボトルは2004年の19万2000トンをピークに減少傾向で14万トンに減っているのです。(PETボトル協議会調べ・・・協会専務理事新宮昭(にいみや・あきらさんの記述から引用)

 自治体の多くは、分別保管されているはずのかなりの素材を協会に渡さず、より高値で買受してくれる中国、香港に輸出しているのです。全体の4割が実は国内でリサイクルされていないわけです。再利用にお金がかかリすぎることから、国内消費としては歯車が狂っているのですね。
しかもこのリサイクル、当然加工時にCO2を大量に排出します。
 

 つり人の好評連載ページ「海の幸 海の味」で毎月日本酒のご紹介をさせていただいていますが、あるとき、ふと、毎月撮影している日本酒の瓶を見ながら、この瓶のリターナルはどうなっているのかなと思ったことがあります。
実際近所の酒屋さんに持ち込んでみると、茶瓶の一升瓶は5円で引き取ってくれますが、黒、緑、透明などは無料で引き取り、それ以外の色瓶は引き取ってもくれません。
洗浄再利用は一升瓶が6~7回程度、ビール瓶は20回ぐらい再利用されています。
地球温暖化の元凶ともいわれるCO2の発生量はアルミ缶に比べて1/4に、PETボトルに対して1/3になります。(搬送費用考えても)
 容器自体の安全性ででも、割れるという欠点を除けば、外気の影響を遮断、洗浄時に素材成分の溶出もありません。
 リターナルガラス容器を日本ではずっと使ってきました。
日本の一次産業、沿岸漁業を変えたいと、ずっと言い続けていますが、こんなところにも昔に戻ったほうがいいと思われる部分があるわけです。
 とりあえず、ビールのアルミ缶を瓶使用のものに自分でも切り替えてみようと思っています。中瓶も小瓶も一本5円で引き取ってくれるし、自分が持ち歩くのに重いだけで、ディスカウント店でもコンビニでも案外安くついちゃうこと発見。

 直接ラッパ飲みしてもアルミ缶よりはるかにうまい!冷蔵庫で寝かしてジョッキに注いで飲むと、なぜかさらに缶入りよりおいしくなるしね!
映画館や屋外で飲むビールも小瓶から飲むと、うまいんだよなこれが!ガラスの口当たりは生ビールでも紙コップやプラスティックよりはるかにいいしね!
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