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水中考古学

Img_0431見慣れぬテストパターンのような模様のシートを水中で撮影。
これが一体何かというのを書き込む前に、まず水中考古学という分野について少しご説明しましょう。
今年から本格的なエルトュールル号の遺跡を発掘引き上げという段階に入ってきたのですが、こういった水中に沈んでいる過去の物体を発掘調査する分野が日本ではかなり立ち遅れています。
アメリカテキサス大学が総本山という感じなのですが、ここの元教授であるジョージ・バスという博士がこの分野を切り開いたといわれていて、海洋考古学の父といわれています。
今回来ているトルコの研究所所長も彼の教え子で、全世界で展開されている海洋考古学は陸上発掘の手法を水中に持ち込んだのと、引き揚げたものの保存処理がどのように行うべきかという学術的な考え方を定着させたものです。
近くでは韓国あたりもこの分野を積極的に学んでいるようですが、日本では専攻できる大学が残念ながらありません。
一般的に展示物として残しているものも、例えばトルコ記念館に引き上げられて展示されている遺物にしても、日本の場合そのままなので、ボロボロに崩れてしまうケースがほとんどです。
木材などは、水中で発見された状態のときには細胞膜のなかに水が入っているので原形が保たれているのですが、引き揚げて乾燥させてしまうと、すぐに崩れ出すのです。
したがって、脱塩処理をしながら、乾燥させた部分の細胞膜内に樹脂やセルロースなど適材適所で注入していかねばなりません。
この作業が非常に手間のかかるもので、引き揚げが1日で終わっても後処理が2か月かかってしまうのです。
また金属や、有機物である革製品などの処理方法も異なり、それぞれ処理に膨大な時間と労力が必要になるのです。
このため今回の引き揚げも5年の歳月を要するのです。

さて写真は何のテストチャートかというと、これは僕が使っているカメラの広角レンズのひずみを解析して3Dで撮影した画像を再現するために必要なものらしいです。
あらゆる角度からこのチャートを撮影するところからスタートです。
ディストーションをコンピューター解析する作業は所長の奥さんであるベルタさんの専門分野ということで、画像はベルタさんの手に渡りました!

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コメント

ああ!なるほど!
3DCGを作るのに、ソースとなる画像に歪みがあっちゃいけないですもんね。

それにしても、これだけ海に囲まれてるのに、日本で海洋考古学が未発達なのも不思議なものです。

投稿 川合亮輔 | 2008年2月 3日 (日) 12時40分

東海大学あたりあるかと思ってました。
無いんですね。

どこか作ってほしいですね。

投稿 くんくん | 2008年2月 3日 (日) 12時49分

河合君
今日JKの人が須江にきてたよ。

くんくんさん
ないんですよねこれが・・・

慶応の教授が興味持ってるらしいのですが・・・

投稿 フォトグ@赤木 | 2008年2月 3日 (日) 18時27分

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