« 移動に次ぐ移動 | トップページ | 減圧症を防ぐために »

新型

Divecom2_1左手に…

こんな風にいつもDiveコンピューターをセットして潜っています。いつも複数のダイコンをセットして潜り、バックアップや安全方向にどう考えるかの目安として、同じ機種を使ってはいません。
そのため両者のプログラムが微妙に異なるケースがほとんどですが、中に入ってるプログラムが同じ博士の開発したものでも、メーカーの考え方や、開発年度でプログラムが大きく異なることも多い訳です。
ぼくがこれまで使ってきたものはビュールマン博士が考案したモデルですが、今回モデルの子用にApexのPulseというタイプのコンピューターをメーカーさんから供与してもらい、
このプログラムチェックというか、自分が使っている2社のものと比較してどのような違いがあるかをみてみたわけです。
すると、同じ改良ビュールマンのはずが、両者の無限圧限度時間の表示がダイビング中の移動や潜行浮上パターンで異なっていた訳で、さらに2本目3本目の水面休息時間で大きく異なりました。
しかもどちらが厳しい、安全方向にシフトしてあるかが逆転したのです。

1個のダイブコンピューターを信じてその数値ぎりぎりで潜っていたり、減圧停止表示が出たからそれを守っているから大丈夫という人がほとんどだと思いますが、
果たしてどのラインで守ればいいのか?

まして、最後の浮上方法がコンピューターがエラーを示すような浮上方法をとっている人の体の中がどうなっているのか?
昨今、ダイブコンピューターの出す指示を守って潜っていたにも関わらず重度の減圧症にかかってしまっている人もいらっしゃいます。
これは体調や、その人の体組織の個人差、性別、皮下脂肪量、血液の状態などが大きく異なる訳で、ダイブコンピューターはあくまでも目安としての安全ラインを示してくれているだけなのです。

つまり使う側が、どのように安全方向にシフトして潜水計画を立てるかが重要だと僕は考えています。
僕の場合どうしてるかというと、EANガス(ナイトロックス)の高濃度酸素版を安全減圧時に使用し、窒素の洗い出しが早まる特性を利用。実際の安全減圧時には第一ガスのプログラム通りで浮上をすることで安全方向にシフトしています。

このおかげで最近のダイビングでは上がってからが非常に楽になりました。
LOGつけ時に眠気が出たり、ぼーっとすることが皆無になり、体調がまるっきり違うのです。

どんなふうに安全方向にシフトするかはダイバー自身が決めること。そのひとつの例ですね。
今回のテストで、モデルの子のダイコンのプログラムが僕が使っているものとどう違うのかが把握できたので、次回取材からの参考に非常になりました。

|

« 移動に次ぐ移動 | トップページ | 減圧症を防ぐために »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

これまた難しい話で・・・・
僕は最近は特に5m以内を気をつけて浮上してます。
昔、軽い減圧症(手足の表面のピリピリ感)になって、
その後、どんなに気をつけて潜っても、1年くらいは、必ずピリピリしていましたからね。
で、勉強しだして、わかってきて、3分の安全停止の後、5mから2~3分かけて上がるようになったら、眠気もまったくなくて、元気すぎてついビールを飲み過ぎてしまいます。
海面に浮上した後も、状況が許せば、水深0mで潜ったままいます・・・笑
でも、絶対に正しい、安全な浮上法だと確信してますタイッ!

投稿: hajime | 2007年7月28日 (土) 16時31分

ダイコンってほんとそれぞれ違いがあるので難しいですよね。
私も先日の眼の不調以来ダイバーであるドクターに<絶対に減圧する潜り方はダメ>と言われているのでものすごく気をつけて潜るようになっています。ダイコンも厳しいプログラムにできるのでそれに切り替えて潜ったら、かなり周りの方よりもDECOが出やすかったりぴーぴー鳴ってうるさいですが浮上時もものすごくゆっくり上がるようにしています。
自分のカラダは自分で守らないと、ですよね。

投稿: rikamao | 2007年7月28日 (土) 17時35分

こんにちは
ここでは初めてコメントを差し上げます。

いかに安全マージンを取ったダイビングを心がけるか?は永遠の課題ですね。

うちの場合、レジャー潜水において安全意識の高い方や高齢者達向けにはEAN30を空気とみなして周りの空気ダイバーと一緒に普段は潜っていただいくことを推奨しています。

これは小笠原は深いポイントが多いためMODを36mに設定するためです。さらに水中でオーバーペースになっても頭痛がしなかったり、ダッシュしても息が切れないと凄く好評です。

また反復潜水時にも空気潜水に比べ無限圧限界に多大な恩恵を出すものです。

さらにEAN使用でもダイブコンピューターの無限圧限界ギリギリを攻めたいときはテックコースであるTDIアドバンスドナイトロックスコースを受講の上、ボトムガスに14ℓやWタンクにEANガスを使用の上、安全停止にはEAN80を空気分の時間を使っていただき潜っていただいております。

そしてさらに減圧停止をだすプランを企画したい方にはテックコースを受講の上、安全マージンの取り方をいかにプランするかを理解いただいています。

こうすれば減圧潜水も安全に遂行できるのではないでしょうか。

これは海外では常識的に行われていることなのです。
日本においてEANガスの入手がもっと海外のようにラクになる日が来ますように。

赤木さんの混合ガスを使った安全潜水啓蒙に活動にはいつも感心しております。
これからも宜しくお願いします。

投稿: 笠井信利 | 2007年7月28日 (土) 18時37分

いっぱいResが付いてくれて嬉しいところです。
この手のマニアックなお話はちょっと引かれるかなと思っていたのですが、
ご希望があるんだと思いこみ
これからも書きこんで行きます。

hajimeさん
rikamaoさん

そうですね最後の部分の浮上速度
非常に重要でありながら、
昨日も見た光景で、腕にはダイコンをつけておられるのに、最後にジャンプするかのように5m付近からタラップに向かって急浮上しているダイバーがいました。
きっと他の方を待たさないようにという配慮に見えましたが、いかに危険な行動かご本人が気づいていない様子。
僕もちょっと話したことない人だけど、注意すべきだったなあと思って反省しています。

僕自身はロープ伝いに浮上する際、握りこぶし一個づつ握りなおすように最後はゆっくりと上がっていきます。ロープがない場合も同じようなイメージで…

また浅場での安全停止のつもりで根の上で
3mから7m付近で何かを探しながら
アップダウンを繰り返しているダイバーもよく見かけますが、その時の繰り返される浮上速度をあまり意識せず、最後だけゆっくりやればいいやという意識の方も多いように思われます。
このあたりの啓蒙もしていかないとね…

減圧停止が必要な潜水になった場合、体内にサイレントバブルスと呼ばれる微炭酸水状態清涼飲料水っぽく、窒素がなってしまっていることをもっと意識すべきでしょうね。
ちょっとシェークしただけでジュワーって
血管中に泡が発生しているところを一般レジャーダイバーに想像させるべきです。
ダイビングの終盤浅場でアップダウン繰り返すのはシェークしてるのと一緒ですから・・・
また一本潜った昼休みの素潜りも同様です。
シェークの度合いはこっちの方が大きいですね。

間違いなくダイコンが警告を出す領域(減圧が必要とか)は体内に異変が出ていることがある(体調、体質、潜るスタイル…運動量が多いとか)のが当たり前の領域に入ってることをもっと考えるべきでしょうね

笠井さん
さすがですね
小笠原に行く時は必ずご相談させていただきます。

投稿: フォトグ@赤木 | 2007年7月28日 (土) 22時07分

笠井さんのいう
安全方向のシフトは減圧潜水でも方向性がはっきりしていて安全マージンを稼ぐ考え方がよくわかります。問題なのは一般的なレジャーダイバー(経験本数が多いが、新しい知識を吸収していないベテランといわれるダイバー)の無謀な行為に何らかの警笛を鳴らす時期に来ていると思うのです。
エアーのダブルタンク背負って
60mラインにハナダイの希少種撮りに行くとか…
ご本人は減圧停止もコンピューター通りきっちりしてるし安全だと思いこんでるんですが…

何度も同じこと言いますが、あくまでもダイコンが示すのはあくまでも目安です。
また、ダブルタンクで単独で60mラインにエアーの残圧ぎりぎりでバックアップなしで潜ることの綱渡りがベテランの人ほど解っていないと思うのです。

投稿: フォトグ@赤木 | 2007年7月28日 (土) 23時04分

さらに調子こいてみます。
体調の管理や、潜水方法のスタイルでも変わるということもたっぷりありますね。

睡眠不足で体調不良の時など、自分で潜っているときに心拍数がやたらと早いことに気づいたり、
いつもと違う体調だなという時は
ダイコンのプログラム通りよりもゆっくり安全減圧すべきです。
もちろん安全減圧し過ぎるように浅場で過ごし過ぎて、水面休息時間が短くなってしまうなど問題外ですけどね。

ガンガン流れている場所でハアハアいうようなダイビングの時も、より安全方向にシフトして早めの浮上を心がけるべきです。

投稿: フォトグ@赤木 | 2007年7月28日 (土) 23時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/437000/7283904

この記事へのトラックバック一覧です: 新型:

« 移動に次ぐ移動 | トップページ | 減圧症を防ぐために »