トップページ | 2007年8月 »

2007年7月

減圧症を防ぐために

Kama1「減圧症を防ぐため魚食を推進する会」というのをHP上で昔作っていた。

減圧症と魚食?
どういう相関関係が?
と初めて聞く方々は思うはず。
改めて前回のダイコンネタに引き続いて書いてみたくなりました。
またもや長くなります。

興味のない方は無視してください。

エスキモーやイヌイットたちは極寒の地で野菜がない状態でアザラシなどの生肉からビタミン類を摂取して壊血病などから身を守ってるわけですが、驚くほどの獣性脂肪の塊でもあるわけです。メタボリックの極みになりそうな…
ところが、彼らは心筋梗塞や、脳血栓などの血管内のコレステロール蓄積によるトラブル疾患が皆無らしい。  なぜ?Why?
と気になったカナダの学者が調べ出してみると、同時に摂取しているEPA,DHAといった不飽和脂肪酸をも摂取しているから血管内の悪玉コレステロールが洗い流され、血管の硬化や血行障害を引き起こす要因が排除されているからという結論に達したらしい。

話をダイバーに置き換えてみると、体組織の中で血液や体液、脂肪に窒素は最も溶けやすく、よく水をしっかり摂りましょう、ということは言われますが、水分摂取以外に血管内のコレステロールの蓄積状態も影響はきっとあるはず。
血管内の流れを見せる映像などで、血栓に近い方の流量、狭くなった経路、などをよく見ますが、これによる影響がないとは言えない筈です。
さらに流れる血液の状態も、サイレントバブルスという見えないぐらいの溶け込んだ小さな窒素の泡は、核があってはじめて形成されるらしいのですが、この核になるのが炭酸ガスが主とかいう話ですね。つまり運動量が増えたときほど微細な泡の形成が起こる。(この泡自体は小さければ(サイレントとかマイクロとか呼ばれる)血行障害には繋がらないことから影響は少ないとされてきました。

これがボコンと大きくならない限りは血栓につながらないはずだというのが
ダイブコンピューターのプログラムの基本にあります。
一番わずかな距離で圧力差が大きくなる水面近くの急浮上をしない、上がってから激しい運動を避ける。サウナなどに入らない。
というのはサイレントを活性のある大きな気泡に変えてしまうからです。

そこそこ大きくなった、あるいはなりそうな溶け込んだ窒素ガスにとって血管の収縮率を悪くし、経路が狭くなった状態よりも、通り道が広い、伸縮もしっかりする状態の方がいいのは素人考えでも明らかです。
また、血液自体もドロドロ状態よりはサラサラ状態の方がいいはずです。
エスキモーやイヌイットは青魚を採ってEPA、DHAを摂取しています。
つまり、油ギトギトの獣肉でも青魚を合わせてとれば、毛細血管の血栓を引き起こしにくくなるのではないかというのが、僕の働きが今イチの頭に浮かんだ訳です。

で、自分の周りで減圧症にかかってしまった人たちの食生活を聞いてみると、肉好きが圧倒的に多いことが判明。魚が大嫌いだとか…パラオの現地ガイドや、ガイド&インストラクター、知り合った減圧症罹患者中心に聞いた話なので正確に統計を取ったわけではないのですが…

ひょっとすると結構厳しいダイビングをしている僕が健康でいられるのも、
魚食生活が人より多いからではないのかなとも思っています。
もちろん焼き肉もホルモンも大好きですよ。でもメタボくんにさほどなっていないのは体質もあるでしょうが、海辺など青魚食べる比率も多いからでしょう。血液検査すると若干赤血球数が一般の人より多いぐらいで、すべての数値が見事なぐらい正常値なのに驚かされます。

なにも魚だけ食べたらいいわけではないのです、要はバランスよくですが合わせて食えばさかなくんは偉いのです。海産物を食べましょう!てな訳で本の宣伝もさりげなく…
右下の刺身アイコンクリック!(笑)

昨日はEPA・DHAの宝庫マグロのカマをまた焼いてしまった訳です(上の写真)
皆さんはどう思われますか?

| | コメント (4) | トラックバック (0)

新型

Divecom2_1左手に…

こんな風にいつもDiveコンピューターをセットして潜っています。いつも複数のダイコンをセットして潜り、バックアップや安全方向にどう考えるかの目安として、同じ機種を使ってはいません。
そのため両者のプログラムが微妙に異なるケースがほとんどですが、中に入ってるプログラムが同じ博士の開発したものでも、メーカーの考え方や、開発年度でプログラムが大きく異なることも多い訳です。
ぼくがこれまで使ってきたものはビュールマン博士が考案したモデルですが、今回モデルの子用にApexのPulseというタイプのコンピューターをメーカーさんから供与してもらい、
このプログラムチェックというか、自分が使っている2社のものと比較してどのような違いがあるかをみてみたわけです。
すると、同じ改良ビュールマンのはずが、両者の無限圧限度時間の表示がダイビング中の移動や潜行浮上パターンで異なっていた訳で、さらに2本目3本目の水面休息時間で大きく異なりました。
しかもどちらが厳しい、安全方向にシフトしてあるかが逆転したのです。

1個のダイブコンピューターを信じてその数値ぎりぎりで潜っていたり、減圧停止表示が出たからそれを守っているから大丈夫という人がほとんどだと思いますが、
果たしてどのラインで守ればいいのか?

まして、最後の浮上方法がコンピューターがエラーを示すような浮上方法をとっている人の体の中がどうなっているのか?
昨今、ダイブコンピューターの出す指示を守って潜っていたにも関わらず重度の減圧症にかかってしまっている人もいらっしゃいます。
これは体調や、その人の体組織の個人差、性別、皮下脂肪量、血液の状態などが大きく異なる訳で、ダイブコンピューターはあくまでも目安としての安全ラインを示してくれているだけなのです。

つまり使う側が、どのように安全方向にシフトして潜水計画を立てるかが重要だと僕は考えています。
僕の場合どうしてるかというと、EANガス(ナイトロックス)の高濃度酸素版を安全減圧時に使用し、窒素の洗い出しが早まる特性を利用。実際の安全減圧時には第一ガスのプログラム通りで浮上をすることで安全方向にシフトしています。

このおかげで最近のダイビングでは上がってからが非常に楽になりました。
LOGつけ時に眠気が出たり、ぼーっとすることが皆無になり、体調がまるっきり違うのです。

どんなふうに安全方向にシフトするかはダイバー自身が決めること。そのひとつの例ですね。
今回のテストで、モデルの子のダイコンのプログラムが僕が使っているものとどう違うのかが把握できたので、次回取材からの参考に非常になりました。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

移動に次ぐ移動

070723_15060001070723_15070001まあ、先週からとんでもない移動距離を動いてきました。
起点になってるのが、ここ
島根県の産業振興センターなのですが、
初日が、大阪を出てここを経由宮崎まで…

何と自身の移動距離の記録を作っちまいました。
車の移動で
一日に1250km
さすがにくたばりました。
撮影を終えて機材を返却。
ダウンコンバートという作業を終えてかえり、その足で現在串本に入っています。
今日は歴史街道(朝日放送7:00頃の短い番組)のロケ。
無事撮影は先ほど終了。海中公園前でレポーターの子が体験ダイビングをするところを撮ってました。

ところでちょっとマニアックな話もしてみようかな。
写真のダビングルームですが、ここを利用する際、いつも使う機材が
HDW500改というデッキで
これだけで数百万しちゃいますね。
HDCAMという放送用最上級フォーマットのデッキで、ここから現行放送のベータカムやデジベタ、DVCAMなどに自由に変換できるのです。
フロント部分を開くとさまざまなコマンドが組み込まれたキーボードが出現するのですが
僕が使えるのはエッジクロップ、レターボックス、スクイズの切り替えぐらいかな?
レターボックスというのが16:9の横長のハイビジョンフォーマット
エッジクロップというのが4:3の現行放送サイズ。
画質を損なわず、あらゆるフォーマットに変換できるのですが
いまのところ、HDVにだけが落とせません。
HDVからのアップコンバートはできるんですけどね。
まあ、同じようなハイビジョンながら信号の記録圧縮方法が違うので
案外できないんですよ。
専用のコンバーターが出てるのは出てるんですが、これもまた高くって
今のところ予算がつかないとか…
HDCAMで撮影した映像をこのコンバーター使って落とした方が
コーデックに時間をかけて丁寧に行うおかげでHDVでそのまま撮影するより数段きれいな画像になるそうです。
HDVのフォーマットやP2などどんどん日進月歩で大変ですね。
HDCAM非圧縮で編集するにはとんでもなく費用がかかりますが、
HDVならなんとか自宅パソコンで処理できるんで
こういったダウンコンバートができるコンバーターを早く入れてよと
せっついています。

思えば、昨日も大阪~島根~串本とまた1000kmコースの移動でした。
ふう~~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

渚のスローフード

間もなく発売される
「渚のスローフード」はつり人社から7月31日
1700円で全国書店で販売!

494052488_156_3よこっちょサイドバーにも新刊本の内容紹介
写真と解説付けてみました。

ソフトシェルクラブならぬ、ソフトシェルカバー
B5判、内容の濃い全160ページ。

つり人連載時はカラー2ページの連載でしたが、
一話4P~6Pで構成。
一話一話の写真と文章が大幅にボリュームアップ!

食い意地、呑み助度合いアップ確実です。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

Blog開設

本日、新規ブログ開設しました。
まずは早速宣伝ですが、
タイトル通りの新刊本を今月末に発刊します。
「渚のスローフード」つり人社7月末日発売!!

過去20年間、日本沿岸の黒潮の影響が色濃いところを中心に
月刊ダイバー、ダイビングワールド、つり人、各種テレビ番組取材等で
さまざまな場所を旅してきましたが、その先々で出逢った人々と
その場所ならではの食材、さまざまなの習慣、文化、調理方法に出会ってきました。

海辺ならではのスローフードたち。これを「月刊ダイバー」で1年間。さらに「月刊つり人」で3年間連載を続けてきたのですが、「つり人」で連載してきたカラー2ページを大幅に
加筆、写真も増量
ついに単行本化です!!
お楽しみに!!!

| | コメント (13) | トラックバック (1)

トップページ | 2007年8月 »